学校防災教育ガイドブックの作成に向けた模擬授業の実施

2018年5月2日

教員向けガイドブックの作成作業の一環として、ウランバートル市内において、2018年5月1日午前に第20学校で小学5年生、午後に第14学校で中学2年生、5月2日午前に第61幼稚園で年長児童をそれぞれ対象とした模擬授業を実施しました。

プロジェクトは、学校における防災教育の実施推進を目指し、「学校防災教育ガイドライン」及びガイドラインに沿って各学校で防災教育を行う際に参考となる、教員向けガイドブックの作成を行っています。対象校の教員ならびにプロジェクトのカウンターパート機関である国家非常事態庁(NEMA)および、教育・文化・科学・スポーツ省(MECSS)の職員が授業を参観し、日本の学校で実施している防災教育の授業方法にモンゴルの児童・生徒がどのように興味・関心を持って取り組んでいるかを確認しました。

授業にあわせて各学校で教員向けの防災教育に関する講義を行い、学校における防災教育の重要性を再確認するとともに、その実践や推進のためのポイントについて理解を深めました。今後は、これらの事例や本邦研修で学んだ例、日本の参考資料、これまでにモンゴルで実践してきた優良事例をもとに、ガイドブックに取り入れる指導案を検討していきます。

【画像】各対象校における模擬授業の概要

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中学2年生向け授業の様子
(グループ討議)

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小学5年生向け授業の様子
(耐震工作の発表)

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幼稚園年長向け授業の様子(教室の危険個所を探す)