アジア防災閣僚会議(7月4、5日)への参加

2018年7月5日

ウランバートル市内でアジア防災閣僚級会議(AMCDRR)が7月3日から6日まで開催され、プロジェクトの進捗や成果を広報する目的で、以下のとおり参加しました。

AMCDRRは2年に一度、国連国際防災戦略事務局(UNISDR)アジア大洋州事務所(在バンコク)が開催し、2015年に採択された「仙台防災枠組2015-2030」の実施状況を確認し、各国の経験を共有することを目的としています。

1.ブース展示

ウランバートル中心部のスフバートル広場を会場とするMarket Place(展示スペース)において、プロジェクト実施機関のモンゴル国家非常事態庁(NEMA)から割り当てられたプロジェクト用ブース1つを展示しました。ブースでは活動紹介のパネルを掲示するとともに、住民への防災活動で活用した水消火器、毛布を使った応急担架の実演を行いました。耐震補強の重要性を理解してもらう模型の展示も行い、2日間で200人程が訪れました。また、隣接するNEMAのブース内に本プロジェクトで実施している災害関連空間情報データベースのコーナーを設けました。

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プロジェクト展示ブース

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耐震補強の効果を学習する模型

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訓練用の水消火器

【画像】(左)JICAブース、(中央)NEMAの本プロジェクトブース、(右)NEMA災害空間情報コーナー

2.Side Eventでの成果発表

2018年7月4日、World Visionモンゴル事務所が主催するサイドイベント「Child-centered disaster risk reduction in Mongolia」に、本プロジェクト学校防災教育グループのメンバーが「Ensuring and Promotion of School DRR Education as a Standard education content in Mongolia(モンゴルにおける標準的な教育内容としての学校防災教育の推進)」というテーマで発表を行いました。発表は学校防災教育グループ1を代表して、教育・文化・科学・スポーツ省基礎教育局のJ. Myagmar氏が行い、今まで実施した「生活安全教育プログラム」、ガイドブックの内容、模擬授業の実施及び9月に実施予定の指導員研修について紹介しました。このサイドイベントには、参加各国の防災教育関係機関、国際NGO等約40名が参加しました。

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サイドイベント会場

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本プロジェクト成果発表

3.Ignite Stageでの成果発表

展示ブースの一角にIgnite Stageが設けられ、参加各国の様々な防災活動の取り組みが発表されました。本プロジェクトも、NEMAと進めている防災計画ガイドライン、災害空間情報データベース、耐震診断・補強、防災教育の各活動について、プロジェクト・スタッフがこれまでの活動及び今後の展開を熱く語りました。会場の参加者から、建物の耐震化、防災教育指導者育成、防災教育教材に高い関心が伺えました。

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本プロジェクト成果発表

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発表に耳を傾ける参加者