「インフラ構造物・ライフライン構造物に関する地震リスク評価ガイドライン」の都市建設開発省大臣と道路運輸開発省大臣による共同承認

2018年12月28日

2018年12月28日、本プロジェクトのワーキンググループの活動で作成された「インフラ構造物・ライフライン構造物に関する地震リスク評価ガイドライン」が、建設都市開発省と道路運輸開発省の大臣共同令として承認されました。

本ガイドラインは、本プロジェクトに先立ち2012年から2013年にかけてフェーズ1として実施された「ウランバートル市地震防災能力向上プロジェクト」で採用された評価手法を基にしており、今後の改正に資するように、具体的な評価手順を示すだけでなく関連する技術動向も盛り込まれています。また、モンゴル国内でより広く実務に供されることを目的として、ワーキンググループでは、橋梁、水道配管、下水についてエクセルを用いた簡便な評価シートも併せて開発し、ガイドラインの付録として整備しました。本評価シートにより、簡便で均質な診断が可能となることが期待されます。

本ガイドラインについて、大臣共同令として承認される以前の2018年6月に関係省庁及び機関の担当者やエンジニアを対象とした講習会を実施しました。今後も本技術の普及を目的とした研修員研修を実施する予定です。

モンゴル国の基準作成・承認手順を経て大臣共同令として承認されえたことにより、今後本ガイドラインが広くかつ継続的にモンゴル国内のインフラ構造物・ライフライン構造物の耐震性把握に資することが期待されます。

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大臣令

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作成された基準

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エクセルによる簡易評価シート