第1回「耐震診断・耐震補強ガイドライン研修」の開催

2019年1月30日

2019年1月30日、第1回「耐震診断・耐震補強ガイドライン研修」が、ウランバートルのモンゴル設計技術者協会(MACE)会議室において実施され、民間の建築技術者56名が参加しました。

本研修は、2018年11月6日に「鉄筋コンクリート造建物、プレキャスト大型パネル造建物、組積造建物に関する耐震診断・耐震補強ガイドライン」が建設都市開発省大臣令として承認されたのを受け、MACEが自主事業の「建築構造・施工技術者研修」に「耐震診断・耐震補強ガイドライン研修」を加えたものです。研修では日本人専門家による概要説明の後、モンゴル人講師による講義と演習が行われました。熱心な質疑や意見交換からは、本件に関する関心の高さが伺えました。また、本研修で用いた教材は、昨年本プロジェクト活動で行った講習会で用いたものを踏襲しましたが、モンゴル人講師により改善されたもの、あるいは新規に作成されたものもあり、研修を実施する側にも本技術をモンゴル内に定着させようという意気込みが見られました。

本プロジェクトでは当該技術の展開を目的として、プロジェクト内での研修員研修(研修講師育成研修)を実施する予定ですが、同時に、展開の場を広く求め、MACEとの協働を行うこととしました。本研修の受講者には建築技術者の資格取得に必要なポイントが与えられることから、継続的な技術移転・拡散を図るには効果的な制度となっています。既に講師育成についてMACEから依頼を受けており、講師候補を対象に今後研修員研修を実施する予定です。

【画像】

第1回「耐震診断・耐震補強ガイドライン研修」の様子

【画像】

第1回「耐震診断・耐震補強ガイドライン研修」の様子

【画像】

第1回「耐震診断・耐震補強ガイドライン研修」の様子