「建物耐震診断・耐震補強ガイドライン」に基づいた耐震補強設計に関する講習会を開催しました

2019年5月3日

本プロジェクトのワーキンググループの活動で作成された「建物耐震診断・補強ガイドライン」に基づき、鉄筋コンクリート造、PC造、組積造の5棟の実建物を対象とした耐震補強設計が2019年4月に完了し、5月1日から3日の3日間にわたり、耐震補強設計に関する講習会を市民防災研修センター(1日)ならびに建設開発センター会議室(2,3日)にて開催しました。

本講習会には国家非常事態庁(NEMA)、国家監査庁、ウランバートル市をはじめとするリスク評価や耐震診断を実施する関係省庁及び機関のほか、民間企業からの参加もあり、計65名の技術者が参加しました。
講習会の講師はワーキンググループのメンバーと日本人専門家が担当し、耐震診断・補強の概要やモンゴルの現状の説明、具体的な診断演習や補強設計の説明等を行いました。また、モンゴル科学技術大学教授による講演も実施しました。

講習会後のアンケートによれば、多くの参加者が研修に満足を得ており、現在の業務に対して有益であることがわかりました。
また、同研修の継続的な実施や地方での開催を望む声も多く寄せられ、これらの意見に対しては、モンゴル側で主体的に対応できるよう、研修講師養成研修(TOT)を通じて支援を行っていく予定です。

【画像】講習会参加者(市民防災研修センターにて)

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モンゴルの取り組みの説明(NEMA)

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耐震補強研修(補強計算の説明)

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耐震補強研修(補強事例の説明)