耐震診断・補強に関するTOTを実施しました

2019年9月24日

耐震建築ワーキンググループでは、作成した耐震診断・補強のガイドラインによる継続的な技術移転・技術拡散を目的として、人材育成を図るためのTOT(Training of Trainers)を、2019年5月から対象省庁部署別で行っています。
5月17日に行われたTOTの続きとして、8月16日にMCUD、CDC、AlaGac、UB市向けに、9月20日にNEMA向けに、同24日にモンゴル建設技術者協会(MACE)の技術者向けに、それぞれ実施しました。

8月16日のTOTでは、モンゴルにおいて多くの住民が生活しているWPC集合住宅建物の耐震性の特徴と補強方法について技術的内容の理解を深めました。また日本における耐震診断の審査プロセス、設計者の資格制度、助成金の仕組みなどの情報提供を行いました。
本プロジェクトが終了した後のモンゴルにおける耐震診断・補強に関する制度設計については、今後の課題であり、参加した7名の各省庁の方々も興味深く議論を行っていました。

9月20日の研修ではNEMAのリスク評価業務に資することを目的に、参加者4名で実施されました。同研修では、建物の耐震診断・補強の研修に加えて、インフラ・ライフラインの耐震診断についても説明を行いました。

9月24日の耐震補強研修の参加者は3名で、研修は今後MACEが実施する研修プログラムにおける講師育成を目的としたものであり、補強設計の技術移転・技術拡散に生かされることが期待されます。

本プロジェクトでは、今後も人材育成に関する支援を積極的に行っていきます。

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TOTの様子(MCUD、CDC、AlaGac)

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TOTの様子(UB市)

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TOTの様子(NEMA)

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TOTの様子(MACE)