第二回合同調整委員会開催と専門家による現地研修を行いました。

2018年2月2日

2018年1月22日から2月2日の行程で、総勢13名の団員がモンゴル入りしました。モンゴルは平年に増して厳冬、空港に降り立った時は実に零下40℃、文字通り身の引き締まる思いでした。今回の訪問の目的は、第2回合同調整委員会(JCC)の開催とモンゴル関係者に対する現地研修の実施です。

第二回JCCは、1月30日にモンゴル国立医科大学(MNUMS)で開催されました。会議の目的は、昨年5月に開催された第一回JCC以後に行われたプロジェクト活動の振り返り、日本モンゴル教育病院(日モ病院)の本格的な開院に向けてのプロジェクト活動計画に係る日本・モンゴル間の共通認識を得ることです。協議を通じ、プロジェクトの進捗状況、今後の活動計画について、参加者全員の合意を得ることができました。会議の最後に日本側より、日モ病院を国際水準の教育病院にするための努力を惜しまないこと、そしてモンゴル側からも、プロジェクト目標達成のために最大限の努力を払う旨が述べられました。

同JCCを通じ、日モ病院が単に総合医療・専門医療サービスの提供を行うための病院ではなく、モンゴル初の教育病院として、モンゴルの医学教育及び医療サービスの向上に寄与するための病院であるということが、日本・モンゴル側間であらためて認識することができました。

一方、同滞在期間において、現地研修も行いました。研修は、「病院管理」、「財務管理」、「看護管理」および「院内感染対策」の4つの分野を対象とし、それぞれ分野別のグループに分かれて実施されました。モンゴル側からは、将来の日モ病院の幹部、職員となられる総勢94名の方々が参加され、日本人専門家の話に耳を傾け、今後の日モ病院の運営体制の構築に向け、熱心な質疑・応答が行われました。

プロジェクトでは、病院開院前までに、本邦研修に加えて、現地研修も実施して参ります。これにより、本邦研修の成果が、モンゴル側でどのように活かされているかを確認することができ、モンゴル側の習熟度に合わせた、より効果的な技術移転を図ることが可能となります。

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第二回JCC風景(日本人専門家による発表)

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第二回JCC風景(モンゴル側による発表)

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現地研修の様子(看護管理グループ)

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現地研修の様子(財務管理グループ)