日本での研修(本邦研修)に向けた準備を実施しました。

2016年6月30日

6月22日から7月16日まで鳴門教育大学で本邦研修「教員養成校における現職教員教授法改善」が実施されます。

同研修には、本技術協力プロジェクトの算数教材作成チームのメンバーが参加します。算数教育専門家の支援のもと、教材作成チームは以下3つの事前課題に取り組みました。1つ目は「初等算数カリキュラムの領域別系統表」です。モザンビークの小学校全7学年で児童が学習する内容を、「自然数とその操作」、「量と測定」、「分数」など同国における領域別に整理し、一覧表を作成しました。2つ目は「初等教員養成校(IFP)における『数学』および『算数科指導法』の年間指導計画」です。教材作成チームは、各科目で指導する単元の内容と目標、適切な指導時間数に関する議論を重ね、年間指導計画(案)を作成しました。3つ目はIFPの学生用教材「算数科指導法」の分数単元のドラフトです。IFPの学生が将来小学校教員として分数を指導するために必要な知識や指導法を議論し、教材(案)作成しました。これらの課題は、本邦研修を通して改訂される予定です。

同研修では、日本の小学校の授業視察なども実施される予定です。研修に参加する教材作成チームが日本の教育についてどう感じるのか、来月に帰国する研修員の感想を聞くのが楽しみです。

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事前課題について議論

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本邦研修事前オリエンテーション