日本での研修(本邦研修)を終え、研修員が帰国しました!

2016年7月31日

7月19日、本邦研修を終え、研修員が帰国しました。帰国するや否や、研修員は本邦研修の経験をまとめようと、自分たちで会議のスケジュールを組んでいました。7月21日、教育省教員養成局のマハランベ局長にその経験を報告する場が持たれました。同報告会において、日本の教育や文化に対する印象のまとめとして、レジーナ氏(教員養成局副局長)から、以下のような感想が述べられました。(研修員の間で「うどん」が一躍有名になっていました!)

「日本では、学習に関する全体的な流れを学ぶことができました。また、子どもたちと一緒に調理をする機会などもあり、日本の学校が地域での生活を反映させている場であることを知りました。特に、学校の組織や運営の方法を学び、『授業研究』に出席したことが印象に残っています。授業研究では、先生たちの間で知識や経験を共有・交換することの大切さ、経験豊富な先生方からのアドバイスが大切であることを学びました。子どもたちの将来を見据えて指導することが大切だというアドバイスが、心に残っています。最後に、私たちは、自分たちの身の回りにあるものを使って、どのように指導内容を工夫していくかについても学びました。教育のことだけではなく、歴史的な場所を訪れ、昔の戦いの話などを聞くことで日本というものを探索したことも良い思い出です。」

ファビアオ氏(プロジェクト算数チームのコーディネーター)は、日本で学んだことを、これからも、モザンビークの教育に活かしていきたいと、プロジェクトに取り組む意気込みが語られました。

マハランベ局長は、モザンビークの教育の改善を望む存在がもう自分一人ではなく、その意義を理解し一緒に取り組む仲間ができた、と発言し、嬉しそうに報告会を締めくくりました。

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本邦研修の報告会

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本邦研修を経て、意気込みを語るファビアオ氏