プロジェクトのベースライン調査が開始しました!

2016年8月31日

本プロジェクトでは、2016年8月22日から9月12日までベースライン調査のフィールド調査を実施予定です。同調査は、初等教員養成校(以下IFP)の現状把握とプロジェクトが開発する算数・理科教育関連教材の効果検証のためのデータの収集を目的として行われます。

モザンビークのIFPは現在24校あります。今回の調査の対象は、6州(ガボデルガード、ナンプラ、テテ、イニャンバネ、ガザ、マプト)にある13校のIFPが調査対象校です(治安等の理由から中部の一部地域を除き実施されます)。同13校のうち、6校のIFPは教育省が将来的に全国へ導入を予定している3年間の新カリキュラムを試行しています(新カリキュラムについては、2016年5月付記事参照)。

フィールド調査では、主にIFP教官と学生に対して、算数と理科の教科知識と指導力(指導の際に必要な知識)を測る試験や、授業の現状や教材の利用状況、得意・不得意単元などに関するアンケートを実施する予定です。

8月19日には、教育省内で調査スケジュールや運営方法について最終確認のための打ち合わせが実施されました。打ち合わせに参加していた教育省教員養成局長は、「ベースライン調査の結果報告が楽しみである」と語りました。

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教育省とのベースライン調査に関する会合

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フィールド調査に係る印刷を確認している様子