プロジェクトのベースライン調査を実施しました。

2016年9月30日

2016年8月22日から9月12日にかけて全国の教員養成校を対象としたベースライン調査を実施しました。

約3週間にわたる調査期間中、教育省教員養成局職員、日本人専門家、リサーチアシスタントの6名からなるチームで全国6州13校の教員養成校を訪問しました。調査では、教官と学生に対するテスト、アンケート、インタビューを行い、調査の対象は教官70名、学生2,500名程度に及びました。

教官と学生に対するインタビューからは、現状の教科書や教員養成校の学習環境に関する様々な課題が浮かび上がってきました。また、学生の教員養成校志望理由や学習への動機などについても明らかになりました。

9月14日には、調査チーム内でインタビュー結果のまとめと分析のためのワークショップを行いました。ワークショップでは、教員養成校に係る課題を分類し、課題に対する解決策を検討しました。これらの作業を通して、教科書がその効果を十分に発揮するには、教官の能力強化や教科書が活用できる環境の整備についても今後取り組んでいく必要を認識しました。
今後、テストとアンケートの結果も併せて分析を行い、モザンビーク教育省始め関係者と結果を共有していきます。

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ベースライン調査チーム

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IFP Chicuqueにおける学生テストの様子

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IFP Eduardo Mondlaneでの教官インタビューの様子

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インタビュー結果まとめワークショップの様子