ベースライン調査結果を報告しました

2017年3月31日

2017年2月27日、28日、3月3日の3日間にわたり、教員養成校の校長及び副校長、教育省関係者など約70名に対して昨年実施したベースライン調査の結果を報告するセミナーを開催しました。

報告会1日目は、日本人専門家が、教員養成校の教官及び学生の数学と理科のテスト結果と、その分析結果である、学生のテスト結果が全体的に低く、学校間・学校内格差が大きいことなどを報告しました。同報告は、全国の教員養成校13校の教官と学生に対して実施したテスト、アンケート、インタビュー結果及びその分析に基づいています。2日目には、ベースライン調査に参加した教育省職員が、調査によって明らかになった教員養成校の運営上の課題を発表し、その後、参加者が、課題解決のために各関係者がどのような行動をとるべきかを参加型ワークショップで検討しました。最終日の3日目は、カリキュラム編成責任機関の職員とともにカリキュラムの改善点について検討しました。

参加者からは、ベースライン調査はモザンビークの教員養成校の問題を包括的かつ詳細に分析した素晴らしい調査であったとの評価が得られました。また、調査結果に基づき、教員養成校の改善に向けて関係者が一丸となって取り組んでいくことが確認されました。

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ベースライン調査の結果について発表する教育省職員

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教員養成校のカリキュラム上の改善点について発表する参加者