理科チームメンバーが日本への思いを語ってくれました!

2017年5月31日

2017年6月より、プロジェクトの理科教材作成チームメンバーを含む11名が日本での研修に参加する予定です。5月初め、同研修の事前課題として「理科指導法」のサンプル教材および年間指導計画を作成し、提出しました。
研修開始を1ヶ月後に控えた彼らがどのような思いを抱いているのか、話を聞いてみました。

Q:日本に対してどのようなイメージを持っていますか?
A:とても科学技術が発達していて、モザンビークとは全く違う世界だろうと想像しています。

Q:研修で見たいこと、考えたいことは何ですか?
A:理科教育については、日本の学校の授業でどのように「実験」を扱っているのかを見たいです。モザンビークには実験室がなく、授業時間も限られています。そのため、教科書に実験が載っていても授業で扱えず、理科の勉強がただの暗記になりがちです。日本で、実験を取り入れた授業を見て、モザンビークでどう活かすことができるのかを考えたいと思います。理科以外では、日本ではどのように指導要領が作られ、改訂されるのかなど、カリキュラム政策について学びたいです。

Q:研修以外で見たいことはありますか?
A:よく映画に出てくる「サムライの家」が本当に山の上にあるのか見てみたいです。
(注:話を聞いていると、「サムライの家」は「寺院」のことのようです。)

Q:日本での滞在に、不安はないですか?
A:以前、魚のすり身をシート状に焼いた日本のお菓子を食べましたが、見た目とは全く違う味で驚きました。モザンビークでは、鶏肉料理を見れば、「鶏肉」が入っていると分かりますが、日本の料理やお菓子は見た目からその材料がわからず、食べるのに勇気がいります。念のため、モザンビークから馴染みのお菓子や食べ物を持って行ったほうがよいか悩んでいます。

今回初めて飛行機に乗る、というメンバーもいます。多少の不安はあるようですが、彼らが日本でどのようなことを学び、帰国するのか、とても楽しみです。

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研修に参加予定の理科チームメンバーの3名