ミャンマー連邦共和国(以下「ミャンマー」)における建設省管轄道路(約37,600キロメートル)のうち、舗装率はアスファルト舗装が約49%、簡易舗装が約18%、砂利舗装が約16%となっており、残りが土道です。アスファルト舗装率の高い主要都市間道路を除き、浸水などに対して極めて脆弱な構造となっています。アスファルト舗装による全天候型道路の整備推進は道路セクター政策の課題ではあるが、技術的・財政的な制約からその進捗は遅れています。 特に、沿岸部に位置するエーヤーワディ・デルタ地域は広く軟弱地盤に覆われており、サイクロンや大雨などの災害による被害が甚大となるリスクを抱えています。2008年に発生…