プロジェクト概要

プロジェクト名

(和)地域観光開発のためのパイロットモデル構築プロジェクト
(英)Project for Establishment of the Pilot Model for Regional Tourism Development

対象国名

ミャンマー

署名日(実施合意)

2014年4月10日

プロジェクトサイト

バガン、ネピドー

協力期間

2014年11月21日から2017年11月20日

相手国機関名

ホテル・観光省(Ministry of Hotels and Tourism:MoHT)

背景

ミャンマーは、バガン遺跡群、ピュー古代都市群などの歴史遺産や少数民族の伝統芸術・芸能等の文化資源、7つの指定国立公園を含む自然資源など、多くの観光資源を有しています。2011年以降の民主化に向けた改革により外国人来訪者数は急増しており、ホテル観光省が策定した「ミャンマー観光マスタープラン2013-2020(Myanmar Tourism Master Plan 2013-2020)」によれば、2003年の約21万人が2013年には約204万人まで増加し、さらに2020年には最大で750万人になると見込まれています。また、2012年に約29万人であった観光セクターの雇用は、2020年には最大で約150万人にまで増加すると見込まれています。加えて、2014年の6月にピュー古代都市群が国際連合教育科学文化機関(UNESCO)世界遺産に認定されたことを受け、今後ますます外国人来訪者数の増大が見込まれます。

このような状況に対してミャンマー政府は、「国家総合開発計画2011-2030(National Comprehensive Development Plan 2011-2030)」において、「観光振興と開発」を重点分野の一つとして位置づけており、また、同計画に沿って短期(2012年から2015年)の政策手段を示す「社会経済改革枠組み(Framework for Economic and Social Reforms)」の中でも観光開発を優先的に取り組むべき課題として挙げているなど、積極的な観光振興を目指しています。

特にバガンにおいては、2009年には約5.5万人であった外国人来訪者数が、2013年には約19.6万人に増加しており、宿泊施設の客室数は2,196室とヤンゴン(8,915室)とマンダレー(3,374室)に次いで国内で3番目に多くなっています。また、文化省もUNESCOに対するバガン遺跡群の世界遺産登録申請に向けた準備を進めるなど、バガンはミャンマーにおける観光地の中でも特に注目を集めている地域です。

一方で、ミャンマーが今後さらに増加すると見込まれる外国人来訪者を受け入れるにあたっては、政府機関及び民間セクターの双方が様々な課題を抱えています。具体的には、来訪者を受け入れるための行政上の体制や制度の整備、地域産業や住民が観光資源によって持続的に裨益するためのビジネスモデルの開発やプロモーション、来訪者や地域住民の利便性や快適性を改善するためのインフラ整備、さらに、来訪者に質の高いサービスを提供できる観光人材の育成等が課題となっています。そのため、バガンをモデルとして、これらの課題に総合的に対処する上での地域観光開発計画を策定することを目的とする開発計画調査型技術協力です。

目標

上位目標

バガンの地域観光開発が自立的に発展し、それがモデルとなって他の地域に適用され、最終的にミャンマー全体の観光が総合的に発展する。

プロジェクト目標

バガンにおける観光開発計画を策定することにより、当該地域において、総合的に観光事業が促進され、他地域に適用可能なモデルが構築されることに寄与する。

成果

(1)成果1:観光管理・体制の強化にかかる実施計画の策定
(2)成果2:観光開発のためのインフラ整備にかかる実施計画の策定
(3)成果3:観光人材育成体制の実施計画の策定
(4)成果4:他地域において適用可能なバガン観光開発計画の策定

投入

日本側投入

(1)専門家派遣
  • 短期専門家13名
    (地域観光開発計画、地域住民を基礎とした観光(Community-Based Tourism)、観光管理・体制、観光マーケティング/プロモーション、観光関連規制・法規、遺跡保全、世界遺産登録、観光・基幹インフラ開発、概略設計・積算、環境社会配慮、観光人材開発戦略、観光人材研修)
(2)研修
  • 本邦研修

相手国側投入

(1)人材
  • プロジェクト・ダイレクター・ジェネラル
  • プロジェクト・ダイレクター
  • デュピティー・プロジェクト・マネジャー
  • カウンターパート数名
(2)施設等
  • プロジェクト実施に必要な執務室の提供

(3)プロジェクト実施にかかる現地経費

(4)その他
  • プロジェクト実施に必要なデータ