2016年9月のニュース2:Pilot Research の実施

2016年9月30日

Pilot Research 研究グループによる以下の野外調査と室内実験が行われました。

(1)野外調査

  • 9月2日、15-16日、25日:
    Nay Pyi Taw 特別区において、害虫採集用のトラップ設置水田を決定するとともに、トラップを設置(RB-03)。
  • 9月3-4日:
    Mandalay 県 Myithar において、永年作物の栽培利用状況の予備調査を実施(CR-03)。
  • 9月5-6日:
    先月に続いて、Bago 県 The Nat Pin Township の深水イネ地帯を訪問して、深水下での特殊な移植栽培法を見学し、情報収集を行うとともに、調査用の移植苗を採集(RA-01-1)。
  • 9月5-7日:
    Yangon 県 Thongwa において豆類を中心に栽培管理状況についての情報収集と農家への聞き取り調査を実施(RB-01-1)。
  • 9月3-13日:
    Magway 県 Pwint Phyu において、ゴマ収穫後のサプライチェーンの各過程におけるロスと品質の低下に関する情報収集、サンプル収集(RC-01-1)。
  • 9月23-29日:
    Magway県において、ゴマのサプライチェーンに関係するブローカー、卸売業者、搾油業者、その他製造業者にインタビュー調査を実施(RC-01-2)。

(2)室内実験

  • RA-02-1(Plant Pathology グループ)では、イネの主要病害であるイモチ病菌、白葉枯病菌の培養、菌株標本の作製を先月から継続して行っています。同じ植物病理学のグループである RB-02-1 も、採集土壌からネマトーダ(線虫)の抽出と同定を継続。
  • RB-03-1(Entomology and Zoology グループ)では、害虫警戒警報モデル作成に向けて、NPT特別区に設置した害虫トラップ採集された害虫の同定と個体数の調査を継続。
  • RC-01-1(Agronomy グループ)では、農家並びにサプライチェーン各過程において採集したゴマの調整と基本的データの測定を継続。

【画像】

Bago 県 The Nat Pin Townshipの深水地帯における特殊な水稲苗移植
(RA-01, 9月6日)

【画像】

水稲害虫の種類・個体密度調査のためのトラップでの設置
(NPT、RB-03, 9月16日)