2016年10月のニュース2:Pilot Researchの実施

2016年10月31日

Pilot Research研究グループによる以下の野外調査と室内実験が行われた。

(1)野外調査

  • 10月2, 9, 15, 23, 30日:
    Nay Pyi Taw特別区内の7つのTSに位置する害虫採集用トラップ設置水田にて、トラップの回収、再設置作業を行った。(RB-03)。
  • 10月11日:
    Mandalay市にて、ゴマの流通に関する情報収集を行った(RC01)。
  • 10月20日:
    Mandalay県Myitthar TSにて、塩類土壌地帯の調査、土壌の採集(RA-01-02)。
  • 10月21日:
    NPT特別区のZeya ThiriおよびPyinmana TSの水田にて、イネの病原菌の採集(RA-02-1)(山本専門家同行)。
  • 10月22日:
    Yangon市において、ゴマの流通に関する情報収集を行った(RC-01-2)。
  • 10月28日:
    Magway県Pakokku TSにて、ゴマの収穫後の管理方法に関する情報収集(RC-01-2)。
  • 10月31日:
    Yangon市のAgriculture Produce Testing Laboratoryで採集ゴマサンプルの油量含量を測定(RC-01-1)。

(2)室内実験

  • RA-02-1(Plant Pathologyグループ)
    Zeya ThiriおよびPyinmana TSの水田から採集したイネの主要病害であるイモチ病菌、白葉枯病菌の培養、菌株標本の作製を行った。
  • RB-02-1(Plant Pathologyグループ)
    採集土壌からネマトーダ(線虫)の抽出と同定を行った。
  • RB-03-1(Entomology and Zoologyグループ)
    害虫警戒警報モデル作成に向けて、NPT特別区に設置した害虫トラップ、捕虫網で採集した害虫の同定と個体数の調査を継続。
  • RC-01-1(Agronomyグループ)
    農家並びにサプライチェーン各過程において採集したゴマの油量含量の測定。
  • RC-01-2:
    採集データの整理と解析を開始した。

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イネ病害の調査と感染葉・穂の採集

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採集した感染葉からの病原菌の培養