2018年1月のニュース1:安藤短専による「植物-水関係生理学」分野の研修

2018年1月31日

昨年度に続いて、山形大学安藤豊名誉教授を本研修の短期専門家として招聘して、「気候変動と農業生産」(Climate Change and Agricultural Production)分野の研修が1月21日~2月3日の日程で開催されました。今回の研修ではYAUの研修コーディネーターにより提案された、1)気温上昇に伴う土壌有機物の分解速度への影響、2)気温上昇がリョクトウの生育、収量性に及ぼす影響、3)水温上昇に伴う直播き水稲の発芽、出芽率の品種間差異の実験に加え、水田並びに畑における施肥の不均一分布と作物生育との関係に関する実験が安藤教授から提案され、研修の3ヶ月前より準備が進められました。研修では、これらの実験に加えて、気候変動が土壌に及ぼす影響や緩効性肥料の特性、土壌の基本的な特性に関する講義が行われました。研修には8学科の若手教員、大学院生を中心に15名が参加し、DAR、DOAからもそれぞれ2名ずつの参加がありました。

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異なる温度条件下で生育したリョクトウの生育・収量調査

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施肥後の畑土壌の採集

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採集土壌らの養分抽出