現在、人口の約1割が集中するヤンゴン市における上水道事業は、ヤンゴン市開発委員会(YCDC)によって運営されていますが、YCDCには計画部門がないため、業務指標のモニタリング、基準に沿った水道事業の実施や、適切な収入を確保するための財務管理等、持続的な水道サービスを提供するための経営管理基盤を整備する必要があります。また、浄水場運転維持管理や水質管理、無収水管理についても、改善が求められます。
本プロジェクトは、ヤンゴン市の水道事業運営改善に向けた課題と対処方針をまとめ、水道事業に携わる職員の能力を強化することで、主体的な水道事業運営を確立することを目的として実施しています。