第3回JCCの開催

2017年6月28日

2017年6月28日、ネピドーのミャンマー郵便本社において、第3回合同調整委員会(JCC)が開催されました。当日は、日本側とミャンマー側を合わせて26名が出席しました。

成果指標ごとに設立した4つ分科会(郵便ネットワーク、集配作業、局内作業、経営計画)について、JICA専門家とC/Pの分科会リーダーが進捗報告を行いました。分科会ごとの主な報告内容は以下の通りです。

・輸送ネットワーク分科会
ネピドー、ヤンゴン、マンダレーの3都市の対象郵便局の輸送ネットワーク見直し計画作成に必要な系統図(注1)や路線図(注2)、通常郵便物の送達日数表(注3)の作成が完了しました。今後は、輸送ネットワーク見直し計画の導入に向けて、C/Pと協議を続けていきます。

・集配作業分科会
ヤンゴン中央郵便局での配達セミナーの開催、郵便配達に必要な資料の3都市中央郵便局での整備や集配作業マニュアル作成の方向性について、報告をしました。今後は、配達セミナーや配達資料を他地域・他郵便局でも展開しながら、配達作業の改善を行います。

・局内作業分科会
ネピドー地域分の郵便番号編纂完了や局内作業マニュアル作成の方向性を報告しました。郵便番号編纂については、ヤンゴン・マンダレー管区分を完了させるためC/Pと協力していきます。

・経営計画分科会
C/Pの経営課題を、4つの分野((1)経営管理・財務管理、(2)人材・人事、(3)営業・マーケティング、(4)業務・情報技術)に分けることで、現状と課題を分析し、想定される解決策を報告しました。今後、想定される解決策について、C/Pと導入可能性や方法を検討していきます。

(注1)輸送形態ごと(車、鉄道、バス、飛行機)の郵便物の流れを明らかにした図
(注2)中央郵便局からその都市内にある各郵便局まで、「何時に」「どのようなルートで」郵便物が運ばれているかを明らかにした図
(注3)郵便物の差出から受取りまでにかかる日数を記載した表

【画像】

進捗報告を行う輸送ネットワーク分科会リーダー