森崎ウィンさんが郵便番号アンバサダーに就任-郵便番号普及のためのイベントを開催-

2018年11月14日

2018年9月23日(日)10時半より、ヤンゴン中央郵便局(GPO)にて郵便番号普及のためのイベントを開催しました。

日本では、郵便番号は誰もが知っている当たりまえのものですが、ミャンマーでは80%以上の人が郵便番号の存在を知らず、郵便物への記載率も7%という現状です。(2016年プロジェクト調査より)

本プロジェクトではミャンマー郵便と協力して、ネピドー、ヤンゴン、マンダレー三地区の郵便番号簿を作成しました。これまで郵便番号は郵便局にのみ割り振られたものであって、国民の住所と紐づくものだという認識が無い中、ミャンマー郵便の担当者が各郵便局一つ一つに問い合わせをし、配達区域内の住所を確認していくという地道な作業を経て出来上がったものです。

そのような現状から、郵便番号の認知、認知拡大、記入への強力な施策としてまず、日本のみならずミャンマーで国民的人気の「森崎ウィン」さんを【郵便番号アンバサダー】として起用し、郵便局内へ掲出するポスター、販促ツールとしても活用できるカレンダーやはがき等を作成しました。また、「森崎ウィン」さんの郵便番号アンバサダー就任と郵便番号普及のイベントを開催することにより、多くのメディアを招き、話題性を高め、注目されるよう工夫を図りました。

イベント当日は、ミャンマー情報通信省の大臣、二人の副大臣、日本の総務省、在ミャンマー大使館をはじめとした来賓の列席をいただき、郵便番号簿、ポスター、カレンダー、ハガキのお披露目とミャンマー郵便への譲渡式に加え、ヤンゴン市内の8歳~14歳の子供たちによる郵便番号の書き方教室、森崎ウィンさんへのはがき投函も行われました。

「届く」をテーマにしたトークショーでは、森崎ウィンさんの体験に基づいた、日本での郵便番号を活用したインフラの便利さ、年賀状の楽しさ、そして郵便番号アンバサダーとして自分がミャンマーの発展のために役に立つことができればとの抱負も語っていただきました。森崎ウィンさん作詞作曲の楽曲「ただいま」も日本語とミャンマー語で披露され、喝采を浴びました。

当日は約30社のメディアが取材に駆けつけ、来賓者、一般の参加者も含め1時間強で約270名の来場がありました。

動画

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郵便番号簿(ネピドー、ヤンゴン、マンダレー地域)、ポスター、カレンダー、ハガキの授与

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郵便番号帳を使って葉書に郵便番号を記入する子供たち