ミャンマーの鉄道網は総延長距離6,072km(2015年時点)であり、全路線ミャンマー国鉄(Myanma Railways:MR)が管理・運営を行っている。MRの路線は電化されておらず、主に気動車やディーゼル機関車が使用されている。2003年以降、我が国からもMRに対して中古気動車(Rail Bus Engine:RBE)を輸出しており、2016年6月末時点で249両のRBEが存在しており、MRの鉄道輸送網を支えている。
しかしながら、1988年以降、MRは鉄道セクターへの投資額の大半を新線建設に使い、既存路線・設備の維持管理・更新を十分に行ってこなかった。日本から導入した中古気動車に…