プロジェクト概要

プロジェクト名

(和)国家技能標準(NSS)開発支援プロジェクト
(英)The Project for National Skills Standards Development

対象国名

ミャンマー

署名日(実施合意)

2018年4月2日

協力期間

2018年8月20日から2021年8月19日

相手国機関名

労働・入国管理・人口省

背景

ASEAN統合を視野に2007年に労働移民人口省に国家技能標準局(National Skill Standard Authority:NSSA)が設置され、また、雇用技能開発法が2013年に発効されている。しかしながら、詳細を決める細則は未整備となっている。
国家技能標準については、官民合同による15の産業別委員会で173の職能が定められ、92の技能標準に4段階のレベルを整備することが決定された。レベル別の技能標準の策定に係るガイドラインについてもGIZの支援を得て完成している。
ミャンマーは、1997年にASEAN加盟をしており、ASEAN域内で技術労働者を育成し、共有していくことがミャンマー及び地域全体の経済発展には不可欠であり、技能を認定する制度である技能標準の策定は喫緊の課題である。

目標

上位目標

自動車整備分野と電気分野における国家技能標準が定める技能検定資格がミャンマー全土で発行される。

プロジェクト目標

自動車整備及び電気に関する国家技能標準が開発される。

成果

1.自動車整備分野と電気分野の国家技能標準について、既存のレベルについては再定義され、未着手レベルについては新規に定義づけがされる。
2.自動車整備分野と電気分野の国家技能標準に係る試験問題が作成される。
3.国家技能標準制度の社会的認知度が向上する。

活動

1.自動車整備分野と電気分野の国家技能標準について、既存のレベルについては再定義し、未着手レベルについては新規に定義づけする。
2.自動車整備分野と電気分野の国家技能標準に係る試験問題を作成する。
3.国家技能標準制度の社会的認知度向上に係る活動を行う。

投入

日本側投入

1.専門家:総括、自動車整備、電気、業務調整
2.研修員受入:本邦研修または第三国研修
3.供与機材:NSSAに対する自動車整備学科及び電気学科に必要な機材
4.事業運営費の一部負担

相手国側投入

1.カウンターパートの配置:プロジェクト・ダイレクター、プロジェクト・マネジャー、テクニカル・カウンターパート(NSSA職員及びセクター別委員会メンバーなど)
2.施設:日本人専門家の執務スペース及び事務什器
3.機材:訓練を実施するための基本的な機材
4.事業運営費:MoLIP及びNSSAの職員の手当、電気・水道・ガス・燃料に係る経費、供与機材の通関・保管・内国輸送・設置に係る費用、プロジェクト施設・機材のメンテナンス費用、訓練実施に係る費用、その他プロジェクトに必要な現地費用