プロジェクト概要

プロジェクト名

(和)基礎保健スタッフ強化プロジェクト
(英)The Project for Strengthening Capacity of Training Teams for Basic Health Staff
(通称)BHSプロジェクト

対象国名

ミャンマー

プロジェクトサイト

ミャンマー保健省、国内全州/管区
※具体的な対象グループについては、「プロジェクトの対象グループ」をご覧下さい。

プロジェクト事務所所在地

ヤンゴン市

実施期間

2009年5月4日から2014年5月3日(5年間)

相手国機関名

ミャンマー保健省保健局

背景

ミャンマー国の保健医療分野では、妊産婦の死亡率や乳幼児の死亡率、そして感染症に罹患する率が非常に高いことが問題とされています。これらの最も大きな原因の一つとして挙げられるのは、保健医療人材、特に地域住民と接する機会の多い基礎保健スタッフが不足していることや、彼らが提供する保健サービスの質が低いことなどです。
JICAではこうした状況に対して、2007年8月と2008年2月の2度にわたり事前調査チームを派遣し、研修システムの改善を通じて基礎保健スタッフの能力向上をどのように図るかについてミャンマー政府側と協議してきました。こうして2009年5月に開始されたのが「基礎保健スタッフ強化プロジェクト」(通称BHSプロジェクト)です。

プロジェクトの目的

【写真】

開始当初は、各地のタウンシップ保健局を訪問し、研修の計画と実績など、実際の状況を調査して回った。

基礎保健スタッフたちによる保健医療サービスの質が向上するためには、彼らに対する職場研修の効果・効率性を改善することが不可欠です。また、将来の研修をよりよいものにするためには、しっかりとした研修計画を立てることが重要であり、そのためには様々な研修の実績をデータとして集約する必要があります。

このためBHSプロジェクトでは、中央(保健省)、州/管区(日本でいう「県」に相当)やタウンシップ(「市」に相当)の各レベルの保健事務所に設置されるトレーニングチームを強化することを活動の中心に据えました。トレーニングチームの能力を向上させることで、研修の質が高まり、研修の記録が整備され、最終的には基礎保健スタッフの能力が向上することを目指しています。

目標

上位目標

質が高く、計画に基づいた現任教育が、中央、州/管区、タウンシップの各レベルにおいて必要に応じ実施される。

プロジェクト目標

中央、州/管区、タウンシップの各トレーニングチームの現任教育の実施能力が強化される。

アウトプット

【写真】

プロジェクトでは、元保健省職員などの経験豊富な人材をスタッフに迎え、日本人が入域できない地域にも赴き助言を行っている。

  1. 中央トレーニングチームが機能する。
  2. 研修情報システム(研修の報告システム)が確立する。
  3. 研修マネジメントと教授法が強化される。
  4. トレーニングチームのためのサポーティブスーパービジョンが強化される。

投入

日本側投入

【写真】

ヤンゴン市内のプロジェクト事務所には、2013年4月1日現在、日本人長期専門家2名、ミャンマー人スタッフ7名の計9名が配置されている。

  • 専門家派遣:
    • 長期専門家 2名(チーフアドバイザー、業務調整)
    • 短期専門家 年間4〜5名程度(研修管理技術、研修情報マネジメント、モニタリング評価 など)
  • カウンターパート研修:
    • 本邦研修 年間2〜4名程度
    • ミャンマーでの国内研修
      (2011年度開催)
  • 供与機材:
    • 研修関係機材
      • 中央トレーニングチームや州/管区トレーニングチーム向けのパソコン、プロジェクタ、プリンタ など
      • タウンシップ・トレーニングチーム向けのマイクセット など
  • 現地活動費:
    • 中央トレーニングチーム、州/管区トレーニングチーム、タウンシップ・トレーニングチームに対する指導者研修費
    • 17州/管区トレーニングチームへのモニタリング実施経費
    • 研修ハンドブックの印刷製本費
    • 研修情報システムの導入支援経費 など

相手国側投入

カウンターパートの配置:3〜5名程度
地方視察時の随行員配置