第1回調整会合(CC)の開催

2013年7月31日

SISM2の意思決定・調整組織として、教育省に調整委員会(CC=Coordination Committee)が設置され、第1回会合が2013年7月9日に教育省会議室において開催されました。
同会合には、議長の教育省計画局のマハシュラム・シャルマ局長をはじめ、教育局計画モニタリング部のカマル・プラサド・ポクレル部長およびジャヤ・プラサド・アチャルヤ次長(プログラム予算セクション長)、国家教育開発センター(NCED)のディリ・ラム・リジャル所長、教育省援助調整担当アンダーセクレタリーのハリ・プラサド・ラムサル氏、JICAネパール事務所の川俣大和氏およびマン・バハドゥル・ラマ氏が参加しました。また、SISM2技術協力プロジェクトチームからは総括の石田洋子、副総括の佐藤幸司、モニタリング・評価/教育政策担当の牟田博光、研修管理担当の鶴田厚子、学校運営担当の渡辺真美、教育政策担当の高澤直美が参加し、プロジェクト開始の重要な会合に、ネパール側、日本側からのキーパーソンの参加が叶いました。
なお、SISM2チームでは、ネパール人スタッフ(ナショナル・スタッフ)も主要業務を担当していますが、この時はまだ公募・選定の途中にあったため、助っ人としてSISMフェーズ1でもDVD制作等でお世話になったラビ・チトラカール氏が参加してくれました。

【画像】

第1回CC会合の様子(教育省にて)

同会合では、議長の開会のメッセージに続いて、SISM2チームが、1)SISM2の全体概要、2)1年次のモデル検証を中心とした活動内容、3)モデル検証のための対象郡と統制郡の選定、4)今後の具体的スケジュール等について説明し、協議が行われました。
その結果、モデル検証実施の基本方針が合意され、モデル検証の対象郡は、全国5リージョンのうち、フェーズ1で対象となったダディン郡とラスワ郡のある中部リージョンを除いた4リージョンから1郡ずつ選んで4郡とすること、SISM2によって対象郡にみられる変化を確認するために行うベースライン調査、エンドライン調査のために対象郡の近隣から統制郡4郡も選定すること、そして対象郡の選定基準・方法について検討・合意がなされました。
ここで確認・合意されたSISM2(フェーズ2)の全体概要は、下図に示す通りです。

【画像】

1年次(2013年6月から2014年7月)には、SISMフェーズ1で作成した学校運営強化のためのSMC/PTAの能力強化と、それを支援する教育行政官および視学官(元教員で指導主事のような役割)の能力強化の両方を目指してまとめられた「SISMモデル」を再度レビューし、必要に応じて更新の上、検証郡においてSISMモデルの検証を行います。その結果を参考に、SISMモデルの全国展開へ向けて計画と準備を行います。
続く2年次には、1年次に作成した全国展開実施計画にそって全国展開の1年目を実施し、3年次も引き続き全国展開2年目を行います。3年次は、SISM2の最終年次に当たりますので、これまでの進捗状況や達成度、インパクトなどを調査し、提言を取りまとめて、最終報告書を作成します。
2年次および3年次の実施体制や、財務負担をどのようにするかは、1年次の検証の結果を踏まえて、教育省、教育局などのネパール側と、JICAネパール事務所、SISM2チームで話し合って、全国展開の実施計画策定の折に決定していくことになります。
さらに、今後は、教育局内にテクニカル・タスクフォース・チーム(TTT)を設置して、具体的な計画策定と実施について検討すること、そして、必要に応じて、CCに意思決定を求めることも決定されました。これによって、検証の対象郡の選定や、SISMモデル検証の手順やスケジュールはTTTに委ねられることとなりました。