キックオフ・ワークショップの開催

2013年8月31日

SISM2のCCの議長である教育省のシャルマ計画局長が議長を務め、SISM2のキックオフ・ワークショップが、教育省新庁舎の4階会議室で開催されました。同ワークショップは、1)SISM2の概要を広く理解してもらい、2)SISM2の活動を展開しやすい環境を作り出すことを目的としました。
このワークショップには、教育省、教育局、NCED、CDC等のネパール中央政府の教育関係機関、検証対象郡・統制郡・フォローアップ郡の郡教育事務所、JICAネパール事務所、SISM2チームに加えて、ユニセフ、欧州連合(EU)、AUSAID(オーストラリアの援助機関)、ネパールNGO連合(AIN)、などの他の援助機関からも参加があり、参加者は合計38名でした。

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キックオフ会合の写真(教育省)

シャルマ議長の開会のあいさつに続いて、SISM2チームの佐藤副総括が、SISMフェーズ1の成果と学び、そしてSISM2の概要とこれまでの進捗について説明を行いました。

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教育省CC議長のシャルマ計画局長と教育局カマル部長

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SISMフェーズ1からSISMのキーパーソンであるアワスティ教育局長と教育省援助調整担当ハリ氏

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教育局カウンターパートのリーダー:ジャヤ次長とメガナット氏

SISM2では、下図の通り、学校教育の質を高めるための学校運営を中心としたSMCやPTAによるいろいろな活動を強化することを目指しています。そして、その際には、皆の参加によって作成されたSIPをツールとして活用し、それにそって活動が行われることが重要と考えています。このため、SISM2では、SMCおよび支援体制の能力向上を目指すとともに、教材等関連文書の更新を行います。また、SISM2実施中、そして終了後も、ネパール側が学校運営を強化し、支援する活動を継続的に行えるような環境整備を行うことも模索します。そこには、研修やモニタリングのための予算が整備されること、政策等による明らかな公的支援が提供されること、優秀校の表彰やグッドプラクティスの共有など広報活動を強化することなどが含まれる予定です。

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SISM2チームからの説明の後、TTTメンバーの司会のもとで、参加者からの質問が寄せられ、またSISM2を円滑に進めるための環境づくりに必要な要件について話し合いがもたれました。ネパールの様々なNGOがすでに行っている学校レベルの活動やそこから生まれたグッドプラクティスを活用すること、郡教育事務所とのコミュニケーションを強化すること、今後も中央政府だけでなく他ドナーや郡レベルなど広範なステークホルダーに対して情報共有をすることなどが合意されました。
最後に、ラバ・デヴ・アワスティ教育局長から、「SISM2は、単にドナー支援による個別プロジェクトではなく、ネパール政府の教育プログラムの一環として行われる重要かつ恒常的な業務であり、かつ我々にとっても学びの多いツールであると認識している。SISM2は特に子どもたちの学びと学校運営の強化に焦点を当てている。教育現場の活動は一番重要であるにもかかわらず、教育制度やしくみに目が行ってしまい、軽視されがちなところもあるので、SISM2を通して有益なモデルが構築・実践されることは大変意義がある。今後も他ドナーやNGOからの理解・協力も大いに期待する。」との閉会の挨拶が行われました。