第2回調整委員会(CC=Coordination Committee)会合

2014年7月25日

2014年7月25日に第2回CC会合が実施されました。CC会合は、教育省計画局長が議長を務め、教育局長や国家教育開発センター所長、カリキュラム開発センター所長、その他教育局関係部署トップ、SISM2メンバー、JICAネパール事務所、JICAから教育局にアドバイザーとして派遣されている日本人専門家など参加するSISM2の意思決定会合で、年1回か2回、重要なポイントで開催されます。
第2回CC会合は、SISM2の第1年次の最後に当たること、2014年8月末または9月から始まる第2年次には日本政府からネパールの教育開発計画に対してSISM2活動支援のための追加予算(プールファンド)が出ることとなっており、ネパール政府側とSISM2がどのように協力していくかを確認する必要があることから、とても重要な節目に当たりました。
よって、この会合では、1年次の成果報告を行うとともに、2年次の実施計画について協議しました。

1年次の成果として、SISM2側から以下を報告しました。
・SISMフェーズ1の成果を確認して、SISMモデルを改訂した。
・4つの対象郡において改訂版SISMモデルの検証を行い、150名の中央から地方レベルの指導員を養成したこと、約1,200校において学校レベル・ワークショップを実施した。
・SISMフェーズ1パイロット郡(ダディン郡、ラスワ郡)の2郡に対しては、フォローアップ活動を行った。
・そのインパクトを確認するために、ベースライン調査、エンドライン調査を行い、その結果を分析してインパクト調査報告書を作成した。定量的・定性的に様々なプラスの変化が確認され、また改善点も抽出された。
・インパクト調査や各対象郡と行った一年を振り返る会合からは以下の成果が認められた。
- 学校運営委員会(SMC)、PTA、地域の人々の連携が進み、学校運営に関するそれぞれの役割について認識が深まったこと
- SMCやPTA、地域の人々が、ゼロ予算、低予算の活動を含めた現実的で実行可能なSIPを作成できるようになったこと
- 地方教育行政官(スクール・スーパーバイザー:SS)や視学官(リソース・パーソン:RP)のSIP作成に関する能力強化が図られ、SSやRPがファシリテーションスキルについて自信を高めたこと
- 教育局や郡教育局の行政官が、SIPは学校運営を効果的に進めるための有効なツールとなることを改めて認識・実感したこと
- SIPは住民参加による学校運営を進めるにあたって有効なツールであることが再確認されたこと

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第2回CC会合(ラリトプル郡 地方開発研修アカデミーにて)

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第2回CC会合に出席した国家教育開発センター局長カガラジ・バラル氏、カリキュラム開発センター局長ディワカリ・ドゥンゲル氏、教育省計画局長代理ハリ・ラムサル氏(左から)

さらにCC会合では、1年次の成果をふまえて、また、教育局のカウンターパートたちと協議した結果を踏まえて作成した2014年9月からの業務実施計画と活動予算計画について協議を行いました。
2年次は、SIP作成及び実施の能力強化に関してSISM2のプロジェクト予算と、上記の通り日本政府からネパールの教育開発計画に追加支援が提供されることから、これを活用したネパール政府からの資金をあわせて、ネパール政府による「学校運営改善のための能力向上モデル(SISMモデル)の全国展開」をSISM2メンバーも協力して実施していくことが合意されました。