SIP-FGB(SIP Formulation Guidebook)改訂作業

2017年11月30日

2017年7月~2017年11月

SIP-FGBは、ネパール政府が作成しているSIP(School Improvement Plan:学校運営改善計画)作成のためのガイドラインです。これまで2012年版及び2014年版が作成され全国の学校に普及しています。2017年に改訂するSIP-FGBは、現行の教育省の教育戦略計画(School Sector Development Plan:2016-2023)や連邦制への移行に伴う教育政策の変更等に対応する内容となっています。

SIP-FGBの改訂作業は、まずSIP-FGB改訂タスクフォース会合が開催され、SIP-FGB改訂の必要性と目的、手法、スケジュール等が関係者間で合意されました。また、改訂作業は学校マネジメント課が主導し、具体的な作業をワーキンググループ(教育局計画課・財務課・モニタリング課、及び国家教育開発センター、カリキュラム開発センターの代表者から構成)が担うことが決定されました。

7月25日に第一回ワーキンググループ会合が開催され、各メンバーが改定案を持ち寄り改訂内容について協議しました。続く8月に第二回ワーキンググループ会合を開催し、第一ドラフトが作成され、その後10月に開催された第三回ワーキンググループ会合を経て、第二ドラフトが完成されました。11月の第四回ワーキンググループでは、第二ドラフトについて最終確認が行われ、メンバー全員に承認されました。その後、最終ドラフトがとりまとめられ、教育局のDirector General(教育局長)による承認を得ました。

2017年版SIP-FGBは12月に出版され、続くSIP評価の全国展開の活動を通して各学校へ配布・普及されることになります。SIP-FGB改訂作業は、教育局、国家教育開発センター、カリキュラム開発センターの多くの部局・課が関わり実際の作業に従事することによって、オーナーシップが十分に発揮されました。

なお、SIP-FGBの主要な改訂点は次の通りです。

・SIPの目的は「教育の質の向上」であり、ゼロ予算または僅かな予算で学校が主体的に取り組むことのできる活動を盛り込むことを強調した。
・連邦政府への移行、教育改革戦略との関連について言及した。
・5年に一度作成される5年計画書と毎年作成される年間計画書のアウトラインを別に提示して説明を追加した。
・SIPの実施促進のため、Plan-Do-Check-Actのサイクル全体の重要性を強調した。
・学校の会計項目を含め、会計に関するガイドラインの内容を反映させた。
・全体の構成は前バージョンと同じにする、簡易な言葉を使用し、図、表を使うなど、使いやすさを重視した。
・他の関連文書(政府によるガイドライン)のリストと概要を巻末に添付した。

【画像】

第一回ワーキンググループ会合の様子(2017年7月)

【画像】

第二回ワーキンググループ会合の様子(2017年8月)