生計回復の取り組みを周辺被災地域にも!-ゴルカバザールでの生計回復セミナー実施-

2018年3月7日

2018年2月19日の記事で紹介したゴルカ郡バルパック村での生計回復ワークショップに続き、復興における生計回復の取り組みと成果をより広く発信するため、ゴルカ郡都であるゴルカバザールで、セミナーが実施されました。(2018年1月26日)

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会場となった市民ホール

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会場は大勢の参加者で埋め尽くされました。

当日は、地方行政官など約50名もの参加者が訪れました。特に、生計回復事業で設立されたバルパック村の女性組合の代表者3名は、はるばる徒歩とバスで5時間以上かけて、このセミナーに参加しました。彼女たちからは、「今後も、ヤギが病気になった時の対処方法や、生まれた子ヤギを販売するための適切な方法を学ぶ機会を得ることで、取り組みを持続可能なものにしていきたい」といった意見が聞かれました。

郡議会の議長からは、橋・学校の再建や生計回復など、JICAからの復興に向けた包括的な支援への感謝と「今後は我々が現地の関係者と協力して生計回復活動を地域に定着させ、周辺地域にも普及させていきたい。」という力強いメッセージが発信されました。

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JICA調査団員からの発表

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セミナー来賓席(右からゴルカ群議会議長、ゴルカ郡地方開発官、西川国内支援委員長、JICAネパール職員)

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力強く発言する女性組合代表者

バルパック村での取り組み(注)が、周辺地域にも広がり、復興を加速させることが期待されます。

(注)女性組合の立ち上げ支援と女性組合を通じたヤギ飼育や野菜採番の支援を組み合わせて実施したことがバルパック村での取組みの特徴です。