中間レビュー

2016年11月30日

5年間の活動期間の半分を経過したプロジェクトの進捗確認のため、日ネ合同レビューチームによる中間レビューが行われました。
レビュー結果と提言は11月30日の合同調整委員会(Joint Coordinating Committee)で報告され、ミニッツが日ネ代表により署名されました。
レビューの概要は次のとおりです。

1. 日程:2016年11月15日から11月30日
2. 日本側レビューメンバー:
柴田和直(日本側団長。JICA地球環境部環境管理第二チーム課長)、江口雄磨(JICA地球環境部環境管理第二チーム)、岡野鉄平(コンサルタント)、安岡善文(JST研究主幹)、太田三晴(JST国際科学技術部副調査役)
3. ネパール側レビューメンバー:
Mr. Kedar M Prajapati(ネ側リーダー。上下水道省上下水道局)
Dr. Jagat K Shrestha(トリブバン大学工学部学部長補佐)
4.レビュー目的:プロジェクトが効果発現に向けて順調に実施されているかを検証しプロジェクトの改善にかかる提言をおこなう。
5.レビュー結果:ネパール地震とインド国境付近の物流阻害により活動は6ヶ月ほど遅れている。このような困難な状況下、各ワーキンググループはデータの収集と分析を進めており、これらの結果を今後統合して後半のプロジェクト目標達成に向けた活動に生かす必要がある。
6. プロジェクトへの提言:
- プロジェクト期間の6ヶ月間の延長
- 水安全性マップの有効性及び持続性の確保
- LCD (Locally fitted, compact and distributed water treatment system)の社会実装に向けた今後の道筋の明確化
- 戦略策定方針の明確化と共通認識の醸成
- 日本側、ネパール側の共通認識の醸成
- 機材の運用維持管理の持続性確保
- PDMの質的な指標の追加とPDM/POの改訂

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レビューによるIOM Labの視察

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レビューメンバーによるChyasalサイト視察

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カウンターパートへのインタビュー風景

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合同調整委員会(JCC)

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ミニッツの署名