地下水の水質と起源にかかる調査(ワーキンググループ2)

2018年8月14日

山梨大学から学生を含む水質班(WG2)の8名が来訪し、カトマンズ盆地の重要な水資源である地下水の水質や起源を把握するために、現地で水の採取と調査を行いました。第1週目の前半には、市街地において浅井戸と深井戸の調査を、週の後半では、カトマンズ盆地南部のレレ地域の山地を訪れ、標高1000~1700mの湧水の調査を行いました。地元の地理に詳しい協力者のお陰で、野外調査を滞りなく進めることができました。また、WG3およびWG5と共同で、現地で使われている水と健康への影響についても調査を行っています。第2週目以降は、WG2のメンバーが、一般的な家庭の暮らしぶりを聞き取りながら、普段の生活での水利用の実態や水に対する意識について情報を集めました。さらに、カウンターパート(The Small Earth Nepal)によって行われた聞き取り調査にも参加し、より広い範囲で住民の水利用の実態を把握しました。この夏の調査で得られた情報を、カトマンズの地下水涵養の解析や水系感染リスクの推定精度の向上に利用します。

主要来訪メンバー
中村高志(山梨大学):2018年8月10日~8月14日
西田継(山梨大学):2018年8月10日~8月14日
Bijay Man Shakya(山梨大学博士課程学生):2018年8月10日~8月23日

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