ワーキンググループ3(微生物班)による採水調査

2018年8月25日

8月10日から23日まで、山梨大学の原本英司准教授と学生5名、北里大学の清和成教授と古川隼士講師が現地を訪問し、採水調査を行いました。今回の調査では、カトマンズ盆地内の下水処理場7ヶ所で下水試料を採取し、大腸菌や原虫等の微生物を測定しました。微生物の測定作業は、カウンターパートであるトリブワン大学医学部のJeevan B. Sherchand教授とOcean Thakari研究員の協力を得て行いました。
また、ワーキンググループ4によって設置されている、Chyasal、ChapachoおよびLokanthali地区の3ヶ所の水処理装置(LCD)において水試料を採取し、原水中の微生物汚染状況の把握と、LCDによる微生物の除去効果の測定を試みました。当初の除去対象ではなかった微生物もLCDによって除去可能となるデータが得られてきていることから、今後も継続的な調査を実施して評価を行う予定にしています。

主要メンバー
原本映司(山梨大学准教授):2018年8月21日~8月24日
清 和成(北里大学教授):2018年8月21日~8月24日
古川隼士(北里大学講師):2018年8月21日~8月24日
Rajni Ghaju Shrestha(山梨大学博士課程):2018年8月10日~8月24日
Sarmila Tandukar(山梨大学博士課程):2018年8月10日~8月24日
Bikash Malla (山梨大学博士課程):2018年8月15日~8月24日

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LCD水処理装置での採水の様子

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下水処理場での採水の様子

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トリブワン大学での微生物測定作業の様子