コロナ禍でのオンサイト研修の実施

2021年2月1日

本プロジェクトでは、中小都市の水道事業体職員の施設運転や維持管理に関する能力の強化を目的として、上下水道省関連部局・機関を対象に、研修などの支援体制の強化及びモニタリング体制の構築などを支援しています。

研修体制強化の一環として、本プロジェクトでは下記3つの研修を一つのパッケージとして実施する研修体制を構築し、実施してきました。
・基礎研修(国家上下水研修センターでの講義及び実習)
・オンサイト研修(水道事業体の実際の現場での研修)
・リフレッシャー研修(基礎研修、オンサイト研修の振り返り、他水道事業の維持管理実践事例や課題の共有)

今回は、コロナ禍で日本人専門家の渡航が困難な状況のため、現地の関係者のみでオンサイト研修を2020年12月から2021年1月にかけて実施しました。
オンサイト研修は、基礎研修で学んだ施設の運転や維持管理、記録の整備等が実際に現場でどの様に実践されているかを確認し、現場状況に応じた指導を行うもので、今回は給水省上下水道管理局の傘下で20カ所ある上下水道管理事務所の職員が中心となり、モラン郡10カ所の水道事業体を訪問し研修を実施しました。

コロナ禍という好ましくない状況により日本人専門家の支援のない中で、現地のカウンターパートが主体となって研修が実施されたことは、本プロジェクト終了後の支援効果の持続性という観点からは、非常に大きな前進となりました。

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