第1回プロジェクト運営委員会

2015年7月28日

プロジェクトの運営組織となるプロジェクト運営委員会の第1回会合を開催した。チョンタレス保健管区とセラヤ・セントラル保健管区から各保健管区の区長、保健サービス担当技官、疫学担当技官、財務担当技官、看護師長、開発・計画担当技官の他、両管区内の14市保健省支所から支所長が参加し、保健省本省から対外協力局分析担当官、保健サービス総局から二次医療担当技官が、また、日本側からはJICAニカラグア事務所の現地担当職員とプロジェクト専門家3名とテクニカル・アシスタント2名の、合計45名が参加した。
1回目の会議の議案は、プロジェクト・ワークプランの合同作成である。専門家チームが用意した計画案を一語一句確認する作業を行った。プロジェクト開始において、関係者全員が参加し、本計画を確認する作業は、今後、何の目的で、何を目指してこれから4年間の活動に取り組むか、また期待される成果に関しビジョンを、全員で共有する大切な第一歩である。保健医療従事者の地域訪問や、住民参加型で行う保健サービスの提供は、特にアクセスの悪い地域での具体的な展開が課題である。協力対象地域には到着するまで数時間歩かなければならない集落も多く、計画の確認では白熱した議論が展開される場面もあったが、本プロジェクトへのチャレンジ精神を重んじ、計画は全会一致で合意された。
プロジェクトは、これから半年間をかけベースライン調査を実施する。また同時に、すでに発布されている省令や配布済みの技術マニュアルなどをレビューし、研修カリキュラムの作成に取り組んでいく。

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第1回運営会議

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