ベースライン調査、KAP調査開始

2015年9月26日

プロジェクトのベースライン調査は第2段階に突入しました。プロジェクトで選定したパイロット地区において、2014年に分娩した女性を対象としたKAP調査開始です。KAP調査では、対象者の知識(Knowledge)・態度(Attitude)・習慣(Practice)・行動(Behavior)に関する情報を収集します。今回のKAP調査は、調査対象者が女性であり、その内容が母子保健に関わることから、調査員による回答の誘導を防ぎ、第三者的な立場で情報収集を行うために、保健分野を専攻していない地元の女子大生を調査員に採用しました。女子大生には調査実施前に半日間の研修を開催し、調査手順、質問方法、注意事項、現地の状況などを説明しました。
KAP調査は、4市あるパイロット候補市の中からサント・ドミンゴ市を皮切りに始めました。調査対象地は高低差の激しい山間地にあり、草原の中を歩いたり、場合によっては馬に乗ったりして、女性が住む家々を訪問します。道に迷うことも多いため、地元住民の協力を得ての実施になりました。サント・ドミンゴ市の調査は2日間にわたり、90名の母親をインタビューしました。

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山間地域を歩く調査員

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山間地域を馬で進む調査員

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母親へのKAP調査

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母親へのKAP調査