ベースライン調査の終了

2015年12月1日

プロジェクトのベースライン調査が終了しました。2段階に分けて実施した今回の調査は、第1段階で収集した母子保健データと社会調査データの分析結果から、第2段階のKAP調査、フォーカスグループディスカッション、母子保健サービス利用者への聞き取りおよび受診記録調査の対象地域を決定しました。

KAP調査は8か所のパイロット保健セクターで2014年に出産を経験した女性を対象に実施し(関連ニュース参照:KAP調査、無事終了(2015年10月15日))、そのKAP調査で入手できなかった情報を補うために、同じ対象者の中から数人の小グループで、妊娠中・出産後の危険な徴候、産後健診、乳児健診などについて、実際に、どのように情報・知識を得たのか、また得たいのかほか、母子保健サービスに係わる女性たちの体験や考え方を自由に発言してもらうフォーカスグループディスカッションを行いました。

また、保健サービスの質を確認するために、ランダムに訪問した保健ポスト、保健センター、病院で、保健省が作成したチェックリストを活用して、母子保健サービスを受診した直後の母親への聞き取り調査を行うとともに、そのインタビュー対象となった母親を含む複数の受診者のカルテの内容をチェックしました。

プロジェクトでは、これらのデータを基に、保健省職員を対象とした研修プログラムを作成します。

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フォーカスグループディスカッション(エル・ラマ市グァピ保健セクター)

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フォーカスグループディスカッション(アコヤパ市サン・フェリペ保健セクター)

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母子保健サービス受診記録調査(エル・ラマ保健センター)