対象全14市での研修展開に向けたファシリテーター研修の開始

2016年11月30日

4市8パイロット保健セクターの家庭地域保健チーム(ESAFC)に対して行なわれて来た、母子保健分野のカスケード研修が2016年8月までにすべて終了しました。この経験をもとに、母子保健技術委員会は、保健省保健サービス総局(DGSS)母子担当技官とともに、同研修を対象全14市で展開するためにプログラムの改定作業に着手しました。DGSSと協議の上、パイロット地区では3日間で行っていた研修プログラムを2日間に短縮しました。研修内容は前回と同じですが、パイロット市での研修で強化が必要と確認されたテーマを中心にプログラムを再構成し、ESAFC活動に不可欠なヘルスプロモーションの基礎知識を、新たに研修テーマに加えました。この1年間で保健省令に変更された部分があり、それが研修内容に確実に反映されるよう、しっかり確認しながら研修準備は進められました。
この改定された研修プログラムにそって、11月29日から2日間の日程で、母子保健技術委員が講師となり、あらためてファシリテーター研修が開催されました。また、DGSS母子担当技官が助言者として参加しました。ファシリテーターは、研修テキストをベースに、パワーポイント教材の使用方法、各項目で強化が必要なポイントの解説方法、事前事後テストの実施方法、技術強化のための演習方法、グループワークの進め方、ビデオ教材の活用方法などについて、学習しました。
今後は、対象全14市で具体的な研修計画が立案され、2017年1月より、ファシリテーターが各市のESAFCを対象に、研修を実施していきます。

【画像】

グループワークをサポートする母子保健技術委員(右)

【画像】

演習で受講者が回答している様子