2016年12月6日
8か所のパイロット保健セクターで1年間活動してきた13項目のESAFC活動(パイロット保健セクターでの活動(2016年1月12日))に関して評価会を開催しました。評価会に参加したメンバーは、各パイロット保健セクターから代表1名、パイロット保健セクターがある4カ所の支所から支所長と活動をモニタリングしてきた担当技官、両県保健管区(SILAIS)から保健サービス課長、コミュニティ活動担当技官、母子保健担当技官、保健省本省から保健サービス総局の技官2名とプロジェクト専門家とテクニカルアシスタントの合計23名でした。
13活動のひとつずつの活動について、各パイロット保健セクター代表が活動の実績根拠を示し、それぞれ成果を説明しました。
表1 ESAFC13活動と実績を証明するエビデンスの内容
ESAFC13 活動 | 必要な実績根拠 | |
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1 | コミュニティネットワークリストの作成 |
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2 | 保健セクター会議の月例開催 |
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3 | 家庭調査票の作成 |
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4 | 集落マップの作成 |
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5 | RCとの保健セクターおよび集落の分析 |
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6 | RC向けの出産計画研修実施 |
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7 | 出産計画の実施 |
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8 | 保健活動の計画・実施・評価 |
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9 | RCによる集落集会の開催 |
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10 | RCによる活動計画立案 |
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11 | RCによる活動の実施 |
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12 | RCによる活動の評価 |
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13 | 保健セクター間の知見共有 |
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評価は、各活動が4点満点の評価表を用いて行いました。評価結果は、表2のとおり8か所のパイロット保健セクターのうち、7カ所の保健セクターで大変高い成果を達成できました。
プライマリー・ヘルス・ケアをベースとして、より実践的なコミュニティ活動に取り組んできたESAFC13活動は、1年間という限定的な活動期間で、概ね良好な成果を得られる事が証明できました。2017年2月よりプロジェクトの対象地域全体に活動を拡大し、162か所の保健セクターにESAFC13活動を導入する計画です。