アコヤパ支所のESAFCメンバーが集まり知見を共有

2017年8月25日

8月25日、チョンタレス保健管区のアコヤパ支所で、家庭地域保健チーム(ESAFC)の活動強化のため、11か所の保健セクターから医療従事者とコミュニティネットワーク(RC)からなるESAFCのメンバー103名が参加し、ESAFC活動ガイドに沿った活動で得た知見の共有会が行われました。また、共有した情報をもとに、各ESAFCに分かれ今後の活動が効果的に実施されるように活動促進計画を立案し、発表しました。

共有会では、はじめに、各ESAFCのRCメンバーから活動報告が行われました。それぞれESAFC活動がどのように導入され、取り組んできたのか、活動の実績や課題を発表しました。

アコヤパ支所長より、ESAFC活動ガイドに基づく各保健セクターのモニタリング評価の結果が発表されました。ESAFC活動の項目別に、評価基準や採点の方法、活動実績を証明する書類などについて説明されました。評価結果は52点満点の数値で示され、パイロット保健セクターのサン・フェリペ保健セクターは52点、チナル保健セクターは49点と高得点でした。その理由について、これらの2保健セクターは1年間パイロット保健セクターとして、保健管区事務所やその各支所の支援を継続的に受けていたため、とコメントがありました。それ以外の保健セクターでも、パイロット保健セクターと同じような支援を得ることは難しいものの、ESAFC活動が始まっています。その一つ、ペキン・ゲレロ保健セクターでは、ESAFCの自助努力により、30点を獲得しました。ちなみに11保健セクターの平均は24点でした。

最後にアコヤパ支所長は参加者に感謝の意を表し、「今回の評価結果で落胆しないでください。評価結果はあくまでも、進捗状況を確認するものであり、各保健セクターの課題を知ることができました。今後は、活動促進計画により、活動が活性化されることが期待できます。家庭地域保健モデル(MOSAFC)は住民が主体となり、自発的に保健活動へ参加することを目指しています」という言葉で会を締めくくりました。

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アコヤパ支所による、ESAFC活動ガイド導入に関わる知見共有会

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ESAFCメンバーによる活動促進にかかわる協議

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RCメンバーによる活動促進計画の発表