第6回プロジェクト運営委員会開催

2017年11月10日

11月10日に、第6回プロジェクト運営委員会をセラヤ・セントラル保健管区ヌエバ・ギネア市で開催しました。保健省本省、チョンタレス、セラヤ・セントラルの両保健管区事務所(SILAIS)、支所、地域病院および一次医療病院の職員、JICAニカラグア事務所のプロジェクト担当者、青年海外協力隊隊員と日本人専門家が参加しました。プロジェクト活動の柱となる、母子保健研修や家庭地域保健チーム(ESAFC)活動、統合巡回指導などの進捗を確認し、成果の達成状況や課題などを協議し、改善策を検討しました。

今年1月から実施している母子保健研修は、両保健管区の医療従事者415人の受講が終了しました。今後は統合巡回指導により、研修の成果が実践で生かされているかを確認していきます。また、ESAFC活動ガイドが161保健セクターで導入され、同ガイドの評価ツールを使用し、進捗を確認しました。今回が2度目の活動評価となり、前回6月のプロジェクト運営委員会の評価結果と比較して、全保健セクターの平均17.1ポイントから、25.8ポイントに上昇しました。活動を定期的に評価することにより、ESAFCの意欲向上と活動の進捗を確認することができました。8月に実施された半期評価会では、各支所の技術審議会に対し、保健管区事務所技官が巡回指導をすることが合意されました。チョンタレスでは10月末までに半数の5支所、セラヤ・セントラルでは、全支所に対し巡回指導を実施しました。今後も、この指導を継続し、技術審議会での保健データの分析指導や、保健行政管理能力の向上につながることを期待しています。

今回の会合では、各課題に対して協議の時間を増やすため、事前に成果のプレゼンテーションを配布し、発表時間の短縮を試みました。この結果、参加者の積極的な発言や、各支所の巡回指導の現状を聞くことができました。また、ESAFC活動にかかわる好事例の確認や、第1期供与機材保守管理にかかわる研修も、実施しました。

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2017年1月から9月までのESAFC活動の進捗をプロジェクト運営委員会で報告するSILAISチョンタレス局長代理

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統合巡回指導についての意見を述べる、アコヤパ支所長

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好事例の確認を行う、保健省看護課長