「世界津波の日記念セミナー」を開催しました。

2017年11月10日

2015年12月の国連総会にて承認された「世界津波の日(11月5日)」に併せて、11月8日から10日まで「世界津波の日記念セミナー」を実施しました。原田智史短期専門家(気象庁地震火山部地震津波監視課国際地震津波情報調整官)を講師に招き、津波アドバイザリー情報発表に係る講義や中米津波警報センター(CATAC)における津波警報サービスのための標準運用手順(SOP)、津波メッセージの基準と内容等についてのワークショップを実施しました。

初日と2日目はINETER地震課職員12名、中米(エルサルバドル、ホンジュラス、コスタリカ、パナマ)の地震津波観測機関から8名、スイス工科大学チューリッヒ校1名、JICA専門家2名の計22名が参加し、ニカラグア国土調査院(INETER)のグティエレス長官とJICAニカラグア事務所の高田所長の挨拶の後、原田専門家による講義やワークショップが行われました。日本の気象庁の経験や知見の共有による中米各国の地震津波分析能力の向上を目的に「日本の津波警報サービス」や「北西太平洋津波情報センター(NWPTAC)としての責務」等をテーマに講義が行われ、気象庁の業務やCATACと同様に太平洋津波警報センター(PTWC)の地域センターであるNWPTACの業務や体制を学びました。またワークショップにおいては2018年1月のCATACにおける津波警報サービス開始に向けて、標準運用手順(SOP)、津波メッセージの基準と内容や津波データベースにおける津波予測ブロックと予測ポイントについて議論を実施しました。

3日目はINETERの地震課職員の能力強化を目的に津波データベースの作成と活用に関する講義「気象庁における津波警報のための津波データベースの作成」、「気象庁における津波警報のための津波データベースの活用」が行われました。またワークショップの結果を受けて、津波データベースの津波予測ブロックと予測ポイントで設定する仮想震源の設置範囲やCATACにおける津波警報サービスのためのSOPについて、原田専門家を交えて中米各国からの要望も踏まえた議論が行われました。

本セミナーは活動4-4「INETERにより、中米諸国の関係機関に対し研修を行う。」と活動4-5「CATAC強化のための各国対応事項の整理を目的としたワークショップを行う。」に呼応した活動となっています。引き続き、CATACの強化のために中米各国との連携強化や人材育成を実施していく予定です。

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INETER長官とJICAニカラグア所長による挨拶(開会式)

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講義を聴く受講生の様子

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ワークショップの様子 ストラウチ職員

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ワークショップの様子 アコスタ職員

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津波データベースについての打合せ

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SOPについての打合せ