「中米津波警報センター(CATAC)第三回地域ワークショップ」を開催しました。

2018年2月21日

2018年2月19日から21日までの間、中米津波警報センター(以下、「CATAC」)の標準運用手順の公式化や中米諸国の地震津波監視機関の人材育成を目的にCATACの地域ワークショップが開催されました。CATACプロジェクトでは、これまで2017年8月と2017年11月に中米の地震津波観測機関の担当者が一堂に会する地域ワークショップを開催し、今回が3回目となります。

本ワークショップには、CATACの母体であるニカラグア国土調査院(以下、「INETER」)地震課職員12名、中米(グアテマラ、エルサルバドル、コスタリカ、パナマ)の地震津波観測機関から8名、スイス工科大学チューリッヒ校1名、JICA専門家3名の計23名が参加し、INETER職員によりCATACに導入されている地震解析ソフトウエア(SeisComPro)の新モジュールの説明のほか、谷岡短期専門家(北海道大学地震火山研究観測センター教授)による講義「遠地実体波インバージョン」、CATACの津波データベース、標準運用手順等をテーマにワークショップが行われました。最終日にはCATACから発出される津波アドバイザリー情報の内容について議論を行い、その後CATACのシステムを用いて、ワークショップ参加者へ津波アドバイザリー情報の発出訓練を行いました。

本ワークショップにおいては、プロジェクトのカウンターパートが自ら講師役となって講義を実施しており、カウンターパートの能力向上を実感することができました。加えて、CATACの機能を担うINETERのみならず中米諸国の地震津波観測機関の担当者が本ワークショップに積極的に参加する様子から、彼らの能力向上についても伺い知ることできました。今後はCATACの運用開始に向けて一層活発な議論がなされ、各機関の相互連携は着実に強化されていくものと期待しています。

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アコスタINETER職員による講義

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谷岡短期専門家による講義

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CATACのサーバーや無停電電源装置の視察

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講義を聞く受講生の様子

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津波データベースについてのディスカッション

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メディアによる取材の様子