「地震津波観測機材供与式」を実施しました。

2018年3月5日

2018年3月5日、ニカラグアの中米津波警報センター(CATAC)の機能を担うニカラグア国土調査院(INETER)において、「地震津波観測機材供与式」が執り行われました。当式典にはINETERのグティエレス長官、マルティネス地質・地球物理部長、JICAニカラグア事務所の高田所長の他、15名が参加し、プロジェクトのカウンターパートが新しく導入された機材の説明を行い、津波シミュレーションソフトのデモンストレーションを実施しました。

JICAは2016年10月よりCATACの能力強化プロジェクトを実施しており、2016年度には地震津波観測のためのモニターやワークステーション、地震計や潮位計のメンテナンスに必要となる機材を供与し、2017年度は地震モニタリングシステムSeisComPの追加モジュールや無停電電源装置、潮位観測ステーション用機材を供与しています。

今回導入されたSeisComPの追加のモジュールについては、観測センターの当番職員や地震課職員を対象に、11日間の講習を既に2月に実施しています。また谷岡短期専門家の助言により、CATACとしての津波情報発信に向け、予測精度を上げるための検証や他の津波シミュレーションソフトとの比較を実施する予定です。

今年度供与された潮位観測ステーション用の機材は2018年度にニカラグア国内8か所に設置を計画し、そのために設置場所の調査が進められており、設置後は潮位観測データを管理、解析することができます。またINETERは、停電時のために非常用自家発電設備を備えていますが、これまで停電時に無瞬断で切り替えをすることができず、システムに問題が発生していました。今回の無停電電源装置の導入により、発電設備に切り替わるまで瞬断なく電源供給を維持することが可能となり、非常時の電源の冗長構成を構築することができました。

2018年度は、広帯域地震計と非常用衛星通信設備の供与、INETERの予算において地震津波観測センターの改築が計画されています。プロジェクトの機材供与とINETERの設備投資により、CATACの地震津波観測と解析のための設備は着実に強化されています。供与した機材についてはプロジェクトとして定期的に機材の利用状況を確認し、適切な利用、そして管理運用が継続されるようにフォローしていきます。

【画像】

機材供与式の様子

【画像】

無停電電源装置の視察

【画像】

地震津波観測センターの視察

【画像】

津波シミュレーションソフトの説明

【画像】

INETER長官とJICA所長による署名

【画像】

メディアによる取材の様子