研修参加報告会を実施しました

2018年11月21日

中米津波警報センター能力強化プロジェクトでは、人材育成を目的として様々な研修にカウンターパートを派遣しており、中米津波警報センター(CATAC)の機能を担うニカラグア国土調査院(INETER)にて、今年度の研修参加報告会を3回に分けて実施し、INETER地震課などから15名前後が参加の上、質疑応答をとおして活発な議論が行われました。

・2018年9月28日
JICA課題別研修(集団)「地震学・耐震工学・津波防災研修」:1名

・2018年11月12日
KIZUNAプロジェクト「地震学ディプロマコース研修」:2名
ユネスコIOC「津波早期警戒システムと太平洋津波警報センターの改良プロダクト研修」:1名、気象庁「津波アドバイザリー情報研修」:3名

・2018年11月21日
北海道大学「セントロイド・モーメント・テンソル研修」:2名

CATACは現在、暫定的に地震情報を中米各国の地震・津波監視・津波予報に関連する機関に提供しており、来年には津波情報発信の開始が予定されています。夜間・週末を含めた24時間の地震監視体制強化のため、地震・津波監視オペレーターの育成は非常に重要です。さらに、大地震発生時などの緊急オペレーションのためには、オペレーターだけではなく、地震課全体の能力底上げが必要です。そのためにも、地震・津波監視、情報発信に携わる人材の育成が必要となっています。

CATACプロジェクトではこれまでに、国立研究開発法人建築研究所にて実施している「地震学・耐震工学・津波防災研修」、日本人専門家によるニカラグア国内での研修、気象庁や北海道大学へ研修員を派遣して実施する研修、中南米防災人材育成拠点化支援プロジェクト(「KIZUNAプロジェクト」という)やユネスコ政府間海洋学委員会(「ユネスコIOC」という)による研修など、様々な研修による人材育成を継続して実施しています。
「地震学・耐震工学・津波防災研修」を修了した後、修士号を取得したカウンターパートは7名を数え、CATACメンバーの能力は着実に向上しています。INETERが中米の津波予報機関のリーダーとしてリーダーシップを発揮し、中米他国の津波防災担当者へ知識・経験を共有していくことが期待されます。

プロジェクト期間は残り1年弱となりましたが、引き続き計画的に人材育成を進めていきます。

【画像】

9月28日グリリョ職員の発表「地震学・耐震工学・津波防災」

【画像】

11月12日グスマン職員の発表「地震学ディプロマコース」

【画像】

11月12日ガルシア職員の発表「津波早期警戒システムと太平洋津波警報センターの改良プロダクト」

【画像】

11月12日エレーラ職員の発表「津波アドバイザリー情報」

【画像】

11月21日アルゲリョ職員の発表「セントロイド・モーメント・テンソル」

【画像】

11月21日カブレラ職員の発表「セントロイド・モーメント・テンソル」

【画像】

11月21日JICAニカラグア事務所高砂次長による講評