「中米津波警報センター(CATAC)第4回地域ワークショップ」を開催しました

2019年2月13日

2019年2月11日~13日に中米各国の地震・津波観測機関、防災機関が参加のもと、国連教育科学文化機関(UNESCO)との共催で、「中米津波警報センター(CATAC)第4回地域ワークショップ」を実施しました。

本ワークショップの目的は以下通りです。
・CATACの標準運用手順(SOP)案を各国機関と共有し、公式化に向けて意見交換や議論を行う。
・CATACプロジェクトの進捗や各国の津波警報システム構築の取り組みについて共有を行う。
・津波アドバイザリー情報発信訓練について実施時期や内容について調整を行う。
・講義やワークショップの議論を通して、参加者の津波警報システム、津波防災に係る能力向上に努める。

CATACプロジェクトではCATACのSOP公式化や中米各国の地震・津波監視機関の人材育成を目的に中米地域ワークショップを実施してきており、今回は中米の地震・津波観測機関の担当者が一堂に会する第4回目のワークショップで、UNESCOが実施している欧州共同体人道援助局災害準備計画(DIPECHO)の「津波警報システムの体制強化と標準化のための中米地域ワークショップ」との共催という形で実施しました。

ワークショップには各国地震・津波観測機関、防災機関から約40名が参加し、ニカラグア国土調査院(INETER)地震課職員によるCATACプロジェクトの進捗報告やSOP案に係る議論、カリブ海地域津波訓練(CARIBE WAVE2019)に係る説明が行なわれました。谷岡短期専門家(北海道大学地震火山研究観測センター教授)による講義「地震以外の原因による津波」では、昨年インドネシアで発生した地滑りと火山噴火によって発生した二つの津波についての紹介があり、参加者は熱心に聞き入っていました。また、ワークショップ初日には太平洋津波警戒・減災システムのための政府間調整グループ(ICG/PTWS)の中米ワーキンググループ会議が開催され、CATACによる津波アドバイザリー情報の各国機関への発信を2019年8月から開始することや第28回ICG/PTWS会議(ニカラグア、2019年4月)の開催時期や実施内容について合意されました。ワークショップでは各国機関から津波警報システムに係る体制整備やその進捗等についての発表があり、中米地域全体で津波防災の体制強化が進められていることが確認されました。

CATACプロジェクトは2019年4月に開催される第28回ICG/PTWS会議、第14回カリブ海及び隣接海域における津波・その他の沿岸災害警報システムのための政府間調整グループ(ICG/CARIBE EWS)会議において、同枠組みにおける津波情報発信に係る公式文書(ユーザーズガイド)の提出と承認を目指しており、プロジェクトでは引き続き同会議に向けた準備とCATACによる津波情報発信に向けた体制づくりを進めていきます。

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谷岡短期専門家による講義

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ICG/PTWS中米ワーキンググループ会議

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グアテマラからの参加者による活動報告

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INETER職員によるCATACプロジェクト進捗報告

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ワークショップの様子

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閉会式の様子