CATACの試験運用サービスを2019年8月より開始することが「第28回太平洋津波警戒・減災システムのための政府間調整グループ(ICG/PTWS)会議」で承認されました

2019年4月12日

2019年4月2日~5日に第28回ICG/PTWS会議がニカラグア、モンテリマル(Montelimar)で開催され、日本人専門家2名の他、プロジェクト実施機関のニカラグア国土調査院(INETER)から14名が参加のもと、CATACの試験運用サービスを2019年8より開始することが承認されました。

ICG/PTWSは国際連合教育科学文化機関(UNESCO)、政府間海洋学委員会(IOC)が太平洋沿岸関係国の津波災害の防止・軽減を目的として設立し、会合は原則として2年に一度行われており、地震・津波に関する情報交換や設置されたワーキンググループ、タスクチームにおいて津波警戒・減災のための個別事項の検討・協議が行われています。

中米津波警報センター能力強化プロジェクト(CATACプロジェクト)からは第27回会議に続いての参加となり、本会議ではプロジェクトコーディネーターであるINETERのストラウチ職員が議長として会議の司会進行を担当しました。
本会議にはCATAC関係国である中米6カ国の他、アメリカ大陸、アジア、大洋州から計21の国と地域が参加しました。

本会議への参加目的は以下のとおりです。
・CATACプロジェクトの進捗を関係国に共有するとともにCATACのサービスの試験運用開始について承認を得る。
・関係国と津波警戒・減災について情報交換や議論を行う。
・中米地域ワーキンググループの会合において中米地域津波アドバイザリー情報発信訓練の実施時期を決定する。
・JICAのCATACプロジェクトや課題別研修「地震学・耐震工学・津波防災」の帰国研修員の研修成果、JICAの津波防災分野における協力と貢献をポスター発表により、各国参加者に紹介する。
・会議への参加をとおして、プロジェクト関係者の津波警報システム、津波防災に係る能力向上に努める。

本会議は津波警戒・減災をテーマに太平洋沿岸の関係国が一堂に会する会議でCATACプロジェクトにおいても非常に重要な位置づけとなっています。
中米地域ワーキンググループの報告として、コスタリカ国立大学津波監視室(SINAMOT)のチャコン職員から2019年8月からのCATAC津波アドバイザリー情報試験運用開始について紹介があり、またINETERのタラベラ職員がCATACによる活動やCATACの標準運用手順書(SOP)であるユーザーズガイドを紹介しました。
CATACプロジェクトでは標準運用手順書(SOP)の公式化を一つの成果目標と掲げており、本会議において2019年8月からのCATAC試験運用サービスの開始が承認され、会議議事録においてCATAC試験運用に関する勧告(Recommendation 3 ”Trial Operation of Central America Tsunami Advisary Center”)が採択されたことは大きな成果となりました。
また同文書においてCATAC設立に係るJICAのニカラグアに対する技術協力、津波警報システムの強化や域内の人材育成に対する感謝が述べられました。

2019年8月の試験運用開始に向け、プロジェクトでは引き続き、CATACによる津波情報発信のためINETERの体制強化、中米各国機関においても人材育成や体制強化を進めていきます。

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INETER長官による挨拶

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プロジェクト関連ポスターの展示

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ポスターについての説明(古川専門家)

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ストラウチ職員による発表

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チャコン職員による発表

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気象庁による発表

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タラベラ職員による発表