ニカラグア共和国(以下、「二」国という。)は、1979年から10年以上続いた内戦により国内経済は疲弊し、内戦前に1,153US$であった国民一人当たりの実質GDP は、2000年には508US$まで低下し、ハイチに次ぐ中南米最貧国となっている。このような中、「二」国政府は復興と変革をスローガンに、雇用促進や新規産業の育成に取組んでいる。
「ニ」国は、農牧林水産業がGDPの31.6%(1999年、中央銀行)、就業人口の43%(2001年、中央銀行)を占める農業国である。また、一次産品の輸出総額は「二」国輸出総額の74%を占めており、国家経済は農牧林水産業に大きく依存している。