車内の空気膨張による窓ガラスの破損

2011年10月13日

文責:光長/井手

この自動車の写真は、10月のニアメの市場で撮影したものです。車の後部ガラスが割れ、車輌上部にガラス破片が飛び散っていますが(写真左)、車内に破片は落ちていません(写真右)。これは、あまりの暑さに車内の気温があがり、熱膨張により車内の圧力があがったため、窓ガラスが自然に内部から割れた様子です。日本でも真夏には発生する事例ですが、ここニジェールでは年間を通じて見ることができます。そのため、駐車する際は日陰に駐車します。また、少し窓ガラスを開けておくことが必要です。

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光長専門家が、物理のカウンターパートたちと、この事象について、話し合いました。出てきた疑問と話し合いの結果は以下のとおりです。

1)乗用車より、小型のハッチバック車(後部ドアが跳ね上げ式の車)でよくみられる。

小型車によくみられる理由として、小型車は窓の面積に比べて車内が狭いので、車内の温度が上がりやすいからではないか?

2)いつも後部ガラスが割れている。

フロントガラスは割れないのは材質が固いためであろう。また、中の温度が上がるとき、空気圧は上向きにより強く働くのではないか?その上向きの力をハッチバックのガラスはちょうど上から押さえつける形になるので、割れやすいのではないか?

3)車輌上部にもガラスが飛び散る。

車内の暖められた空気の力が上向きにかかるのであれば、割れたガラスが天井部分に飛び散るのも説明できる。

正確な答えはわかりません。しかし、このようなニジェールの日常生活の事例を専門家とカウンターパートが一緒になって話し合うことが増えてきたのは楽しみです。ちなみに専門家の車はハッチバック型です。もちろん日陰で窓を開けて駐車しています。