プロジェクト開始式典開催

2015年5月26日

プロジェクトは2014年5月に開始、同年7月に対象地域が決定し、ようやくプロジェクト活動を開始しようとしていたところエボラ出血熱が発生しました(「エボラ対策支援1(2014年10月31日)」参照)。10月20日にエボラ感染終息宣言が出されたものの、2015年2月中旬に予定されていた大統領選挙(注1)、引き続き2週間後に実施される州知事選挙(注2)等の影響で、当初予定されていたプロジェクト開始式典が開催できない状態でした。州知事選挙終了後、5月下旬を目途に開催する方向で準備を進めていたところ、5月に入り深刻なガソリン不足に陥りました。延期も覚悟しましたが、ラゴス州保健省、プライマリー・ヘルス・ケア庁の協力もあり、どうにか開催にこぎつけることが出来ました。
式典には、州政府高官(州知事特別補佐官(保健担当)、プライマリー・ヘルス・ケア庁長官)、地方行政区関係者、コミュニティの首長、コミュニティの住民(母親や女性組織のリーダー)、そしてJICA関係者が参加しました。
州知事特別補佐官(保健担当)はスピーチの際、プロジェクトの重要性について熱く語り、それを受けて、コミュニティの首長もプロジェクトを歓迎しサポートする旨を表明してくれました。
今後、コミュニティ・レベルでの活動が本格化していく予定ですが、コミュニティがプロジェクト活動について認識した今、円滑な活動が期待されます。

(注1)最終的に3月下旬に延期。
(注2)4月中旬に実施。

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プロジェクトの重要性を熱く語る州知事特別補佐官

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プロジェクトの支援を表明するコミュニティの首長