評価会の開催と機材供与

2015年9月10日

2015年5月よりプロジェクト活動は本格化し現在に至っています。
プロジェクト対象地域のエティ・オサ地方行政区のMedical Officer of Health(MOH)(注1)の提案で、当地方行政区のプロジェクト関係者(注2)で四半期毎に評価会を開催することになりました。この評価会の目的は、関係者間で活動進捗状況を共有し、課題の解決とさらなるプロジェクト活動の前進に向けて話し合いを行うことです。
地方行政区の保健行政官や我々JICA専門家はマクロ的な視点で業務を遂行する傾向にありますが、プライマリ・ヘルス・センター(PHC)のスタッフやワード保健委員会のメンバーは現場レベルのミクロ的な視点で日常業務をこなしています。この評価会は、これらマクロ/ミクロの視点を関係者全員で共有できる良い機会だと考えます。
8月末にプロジェクトでは、アウトリーチ活動時の母子健康チェックのための医療機材や住民への啓発活動のための視聴覚機材などを当地方行政区に供与しました。これらの機材の各PHCへの引き渡しを、この評価会の場を借りて行いました。

(注1)地方行政区の保健行政のトップ。プロジェクト活動を実施していくうえで中心的な存在。
(注2)MOHを含む地方行政区の保健行政官、プライマリ・ヘルス・センターのセンター長、ワード保健委員会の委員長、およびJICA専門家。

【画像】

MOHが供与機材をPHCのスタッフに引き渡す様子